女性ひとり旅のマストアイテム10選

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何かと不安が付きまとう、海外での女性ひとり旅。代表的な不安要素として、防犯面や過ごし方、トラブルの対処などが挙げられます。初めて訪れる場所、初めてのひとり旅ならなおさらです。そんな不安を少しでも解消するために、海外で実際に役に立った!と実感したマストアイテムを紹介いたします。

指輪

高価なブランド品やジュエリーをじゃらじゃらと身に着けるのは、防犯面から言うとあまりよくありません。なぜなら、それだけでお金を持った観光客だということが丸わかりだからです。泥棒がスリの相手に選ぶのは、現金や高価なものをたくさん所持していそうな人です。加えて、隙だらけの観光客です。盗難から身を守るためには、高価なものを身につけすぎないことが大切です。

しかし、女性が自分の身を守るために効果的なのは、指輪です。フリーであろうがなかろうが、薬指に指輪をはめておきます。イミテーションでかまいません。これだけで、ナンパが減ります。女性ひとり旅で自分を守ることができるのは、自分だけ。男性がらみのトラブルから身を守りたいという女性のマストアイテムです。

フォーマルなワンピース

高級レストランや劇場など、Tシャツにジーパン、サンダルといった軽装で入ることができない施設があります。そのような場所に出向く予定があるなら、フォーマルなワンピースを1着スーツケースに入れておきましょう。急にパーティーに出席することになった時にも対応できます。

スカーフ、羽織物

もう一つ、軽装では入れない場所に教会や寺院が挙げられます。場所にもよりますが、宗教上の理由で、タンクトップにショートパンツなど、肌の露出が多い服装だと入場を断られることもあります。うっかり肌の露出が多い格好で来てしまった場合に役立つのが、スカーフです。肩にさっと巻けば露出をカバーできます。大きめのものなら、腰に巻き付けて太ももを隠すことができます。羽織物でも代用可能です。肌寒い場所での防寒具にもなるので、1枚持っておくと便利です。

日本の鈴は、海外で「かわいい」と言われているアイテムです。カバンや財布などの貴重品につけておくと、盗難対策になります。海外では見慣れない音の鳴る鈴は、スリ犯にとって脅威になること間違いありません。現地を発つ前に、仲良くなった現地人にあげるのも喜ばれます。

むくみ解消グッズ

長時間同じ体勢で飛行機や列車に乗ったり、一日中観光で歩き回ったりしていると、一日の終わりには足がむくんでパンパン、靴やジーンズが入らないなんてことも。女性にとってむくみは悩みの種です。つらいむくみを少しでも和らげるために、むくみ解消グッズがあると心強いです。中でも、おすすめは着圧ソックスです。ソックスを履いて、寝ている間にむくみが解消されます。素材や長さもさまざまなので、自分が最もリラックスできるものをチョイスしましょう。

体中の疲れを癒せるバスタブが滞在先にあれば安心ですが、海外ではバスタブがあるほうがめずらしい、なんて地域もあります。自分にぴったりなリラックスグッズを持参していれば、慣れない旅先での滞在も安心です。

大きめのサングラス

旅行疲れでメイクする気力もない、そんなことありませんか?おまけに顔色もよくないと、一気に老けた表情になり、できれば人に見られたくないと思うもの。そんな時に役立つのが、大きめのサングラスです。目元のすっぴんカバーはこれだけで十分です。大きめなら、顔色の悪さも目立たなくなります。日差しの強い地域では日射病予防にもなるので、ひとつ持っていて損はありません。

バスグッズ

女性ひとり旅のメリットは、なんといっても同行者に気を使うことなく、自分にあった過ごし方ができるということ。同行者がいると、気を使って長風呂ができないという人もいると思います。ひとりならその心配はありません。女性ひとり旅なら、バスタイムをめいっぱいリラックスできる時間にしましょう。

バスタブがあれば、お湯を張って使い切りの入浴剤やバスソルトを使いましょう。自分のお気に入りの香りで一気にリラックスタイムに突入できます。成分にもこだわって、なんてことないホテルステイも一気にラグジュアリーな時間に。自宅ではなかなか挑戦できない、花びら入りも特別感があります。もちろん、現地のブランドを調達しても、旅気分がますます上がります。入浴剤でなくても、アロマオイルを一滴たらすだけで十分です。

指さし会話帳

訪れたことのない土地、慣れない現地の言葉。現地の言葉がわかる同行者がいれば安心ですが、女性ひとり旅だとそうはいきません。ひとり旅の不安要素に、真っ先に言葉の不安をあげる人も多いのではないでしょうか。だからと言っていつまでもためらっていては、いつまでたっても女性ひとり旅はできません。言葉の不安を少しでも解消するなら、現地の言葉が書かれた会話帳を日本から持参しましょう。持ち歩きに便利で、いつでも取り出せるコンパクトサイズがおすすめです。もちろん日本語訳付きで、観光の際に大切なフレーズばかりを集めたものが便利です。ホテルのチェックインや買い物、レストランなど、シチュエーションごとに分類されていると、必要な時に探しやすいです。日本語訳だけでなく、英語訳付きのものならあらゆるシチュエーションに対応できます。正しい発音が分からないなら、フレーズを指さすだけでも言いたいことを伝えられます。フレーズの意味に合ったイラスト付きならわかりやすく、相手にも伝わりやすくなります。

オールインワンのスキンケアグッズ

帰国時にまでにショッピングである程度荷物が増えることを想定すると、日本からの荷物はなるべく減らしたいところです。スーツケースに入りきらず、重さも飛行機の預け入れ荷物の制限を超えてしまったという場合、女性ひとり旅だと同行者のスーツケースに入れてもらうということはできません。宅急便で送るのがイヤなら、最後まで責任もって自分自身で自宅まで持ち帰らなければなりません。ですが、化粧水に乳液、美容液に…普段自宅で使っているスキンケアグッズ、全部日本から持っていこうとするとかなりかさばります。万が一に備えてあれもこれも持っていこうとすると、女性の荷物は何かと増えやすくなります。少しでも荷物を減らすなら、スキンケアグッズはオールインワンのものを持参しましょう。化粧水に乳液、美容液などの機能がすべて一つにまとまったグッズなら、あれこれ持っていくよりもかさばりません。現地調達も旅の楽しみのひとつですが、肌の弱い人にはおすすめできません。まるごと持っていくのではなく必要な分だけケースに入れるのも、スーツケースのスペース確保の方法です。

チーク兼リップ、アイブロー兼アイライナー

こちらも、荷物を減らすためのマストアイテムです。少しでも荷物を減らしたいなら、コスメも必要最低限のものを選びましょう。アイブロー兼アイライナーなら、1本コスメを減らすことができます。また、最近ではチークとリップに使えるコスメが登場しています。ラメやパールが入っていないマットなニュアンスのリップなら、指にとってクリームチーク代わりに使うこともできます。少しのアイテムでも機転を利かせれば、さまざまなシチュエーションに対応できます。たくさんの色がつまったアイシャドーパレット、カラーバリエーション豊富なリップを万が一の時のために持っていきましたが、いざ旅が始まったらなくても大丈夫だったということもあります。

まとめ

何かと不安がつきまとう女性のひとり旅、不安であれやこれや荷物に入れてしまいがちです。いざ旅が始まると、使うことのなかったものばかりということもあります。女性ひとり旅だと一緒に荷物を持ってくれる同行者がいないので、荷物が多いと思うように動けない、なんてこともあります。最低限、ないと困るものだけを自分ひとりで十分運べるぶん、持っていくように心がけましょう。万が一旅行中に忘れ物に気がついても、大半は現地調達できるものばかりです。荷物を減らそうとしすぎて、パスポートやクレジットカードを忘れないようにしましょう!

カジヤマシオリ
執筆者名:カジヤマシオリ

プロフィール:まゆげが濃ゆい、ヨーロッパひとりトラベラーです。アートと素晴らしい光景を目指してどこへでも。イギリスやオランダ、チェコやイタリアなどを旅した経験があります。